この記事は、知っていると選挙開票が100倍面白くなる
選挙の用語と、選挙システムを説明しています。
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選挙ニュースを見ていると、
- 当選確実
- ゼロ打ち
- 比例復活
- 惜敗率
など、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。
「なんとなく聞いたことはあるけど、意味はよく分からない」
「選挙のしくみ自体がよく分からない」
という方も多いのではないでしょうか。
実は、選挙のしくみを少し知っておくだけで、
- なぜ負けた人が当選するのか
- なぜ開票前に当確が出るのか
- 選挙速報がどういう意味なのか
が、スッと理解できるようになります。
この記事では、
- 小選挙区と比例代表のしくみ
- 比例復活や惜敗率の意味
- 当確・ゼロ打ち・出口調査の見方
を、初めての方でも理解できるように、わかりやすくまとめて解説します。
選挙の基本のしくみ(まずここを理解)

まずは、選挙の一番基本となるしくみから見ていきましょう。
衆議院選挙では、主に
- 小選挙区
- 比例代表
という2つの考え方が使われています。
この2つを理解すると、選挙のニュースがかなり分かりやすくなります。
小選挙区とは?
小選挙区とは、
地域ごとに1人だけ当選する選挙のことです。
たとえば、
- ○○市・△△区
- ○○県第1区
といった地域ごとに選挙が行われます。
そして、その中で
一番多くの票を集めた人だけが当選します。
2位や3位の人は、どれだけ票を集めても当選できません。
つまり、小選挙区は1位だけが勝つ仕組みです。
比例代表とは?
比例代表は、小選挙区とは少し違います。
こちらは、個人ではなく、政党に投票する選挙です。
有権者は、
- ○○党
- △△党
といった、応援したい政党の名前を書きます。
そして、
政党が集めた票の割合に応じて、当選人数が決まる仕組みになっています。
たとえば、
- 得票が多い政党 → 当選者も多い
- 得票が少ない政党 → 当選者も少ない
となります。
衆議院選挙は「2つの選挙」が同時に行われる
衆議院選挙の特徴は、
1回の投票で、2つの選挙に参加しているという点です。
小選挙区と比例代表は、別々のしくみですが、
実際の選挙では同時に行われています。
ここを理解すると、比例復活などの仕組みも分かりやすくなります。
有権者は2票を投じる
衆議院選挙では、投票用紙が2枚あります。
それぞれ書く内容が違います。
① 小選挙区の投票用紙
- 候補者の名前を書く
- 地域で当選する人を選ぶ
② 比例代表の投票用紙
- 政党の名前を書く
- 応援する政党を選ぶ
つまり、有権者は
- 「この人に当選してほしい」
- 「この政党を応援したい」
という2つの意思を同時に投票しているのです。
比例復活とは?
比例復活とは、小選挙区では負けた候補者が、
比例代表で当選することです。
衆議院選挙では、多くの候補者が
- 小選挙区
- 比例代表
の両方に立候補しています。
そのため、
- 小選挙区では2位で落選
- でも、政党が比例で多くの票を獲得
という場合、
比例代表の当選枠に入り、当選することがあります。
これを「比例復活」または「復活当選」と呼びます。
惜敗率とは?
比例復活の当選者を決めるときに使われるのが、
惜敗率(せきはいりつ)です。
これは、
小選挙区でどれくらい惜しく負けたかを表す数字です。
たとえば、
- 勝った人:10万票
- 負けた人:9万5千票
このように差が小さい場合は、
「接戦だった」と評価されます。
比例代表では、勝者との差が小さい人(惜敗率が高い人)
から順番に当選していきます。
→ 詳しくは「惜敗率とは?」の記事へ
ゾンビ当選とは?
比例復活について、批判的に使われる言葉として、
ゾンビ当選という表現があります。
これは、
- 小選挙区で一度落選したのに
- 比例で当選した
ことを、皮肉を込めて表した言葉です。
ただし、比例復活は法律で決められた正式な制度であり、
政党への支持も結果に反映するための仕組みです。
→ 詳しくは「ゾンビ当選とは?」の記事へ
選挙速報のしくみ

選挙の夜になると、テレビやネットで次々と結果が発表されます。
その中でよく見かけるのが、
- 当選確実(当確)
- ゼロ打ち
- 出口調査
といった言葉です。
ここでは、選挙速報がどのように作られているのかを見ていきましょう。
当選確実(当確)とは?
当選確実、略して当確とは、
その候補者が当選することが、
ほぼ間違いないと判断された状態のことです。
ただし、ここで大事なのは、
当確=正式な当選ではないという点です。
当確は、
- テレビ局
- 新聞社
などの報道機関が、
「このあと票を数えても逆転しない」と判断したときに発表します。
正式な結果は、すべての票を数えたあとに、
選挙管理委員会が発表します。
ゼロ打ちとは?
ゼロ打ちとは、開票が始まる前、または開票直後に当確が出ることをいいます。
「ゼロ」は、開票率0%のことです。
つまり、票をほとんど数えていないのに当確が出る状態です。
ゼロ打ちは、
- 出口調査で大きな差がついている
- 逆転の可能性がほぼない
と判断できた場合に行われます。
出口調査とは?
出口調査とは、投票を終えた人に、誰に投票したかを聞くアンケートです。
投票所の出口で行うため、こう呼ばれています。
この調査は朝から夜まで行われ、数千人〜数万人という多くのデータが集まります。
テレビ局はこの結果をもとに、
- どの候補がどれくらい支持されているか
- 勝敗の流れ
を分析し、当確の判断に使っています。
回答は自由で、断っても問題ありません。
よくある疑問

選挙のしくみや速報については、特に次のような疑問を持つ人が多いです。
ここでは、よくあるポイントをまとめて整理します。
負けたのに当選するのはなぜ?
これは、比例復活という仕組みがあるためです。
衆議院選挙では、
- 小選挙区(候補者に投票)
- 比例代表(政党に投票)
の2つが同時に行われます。
候補者の中には、両方に立候補している人も多く、
- 小選挙区では2位で落選
- でも、政党が比例で多くの票を獲得
という場合、比例代表の枠で当選することがあります。
当確は正式な結果なの?
当確は、当選がほぼ間違いないと報道機関が判断した状態です。
ただし、正式な当選ではありません。
本当の結果は、
- すべての票を数えたあと
- 選挙管理委員会が発表
して確定します。
ゼロ打ちは不正ではないの?
ゼロ打ちは、開票前や直後に当確が出ることですが、不正ではありません。
- 出口調査の結果
- 過去のデータ
- 逆転の可能性の計算
などをもとに、結果がほぼ確実と判断できた場合だけ発表されています。
正式な結果は、あくまで開票で決まります。
出口調査は断れる?
はい、断ることができます。
出口調査は、任意のアンケートです。
- 答えなくても問題なし
- 個人情報は基本的に聞かれない
集めたデータは、全体の傾向を見るために使われます。
まとめ|このページで分かること
この記事では、選挙の基本のしくみと、選挙速報でよく出てくる言葉をまとめて解説しました。
最後にポイントをシンプルに整理します。
選挙のしくみの基本
小選挙区
→ 地域ごとに1人だけ当選(1位が勝ち)
比例代表
→ 政党に入った票の割合で、当選人数が決まる
衆議院選挙の特徴
有権者は2票を投じます。
- 候補者名(小選挙区)
- 政党名(比例代表)
そして、
比例復活
→ 小選挙区で負けても、政党の比例票によって当選すること
選挙速報の用語
当確(当選確実)
→ 逆転できないと判断された状態(正式結果ではない)
ゼロ打ち
→ 開票前や直後に出る当確(最も早い当確)
出口調査
→ 投票後のアンケート。 当確判断の材料になる
速報の見方のポイント
- 当確が早い → 大差の選挙
- 当確が遅い → 接戦の可能性が高い
- 開票率が低くても、流れが決まっていれば当確は出る
選挙のニュースは、用語の意味が分かるだけで、
「なぜそうなるのか」が理解しやすくなります。
このページを基準に、各用語の詳しい解説記事もあわせて読むと、
選挙の仕組みと速報の見方を、全体として理解できるようになります。

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