AD

開票中継でよく出る言葉を、超シンプルにまとめました。
分からない用語があったらここで確認できます。

気になる用語をタップすると、詳しい解説が読めます。

用語ひとことで開票中継のここを見る
当確もう逆転できない状態勝敗が決まる瞬間
ゼロ打ち開票前・直後の当確圧勝のサイン
開票率どれだけ票を数えたか低くても当確が出ることがある
過半数全体の半分を超える議席政権を握れるかのライン
比例復活小選挙区で負けても比例で当選後半の逆転ドラマ
惜敗率勝った人との差の小ささ比例復活できるかの目安
比例代表政党の得票割合で議席が決まる開票後半で議席が動く
小選挙区地域ごとに1人だけ当選開票序盤の主役
与党政権を担当している政党議席を維持できるかが注目
野党政権を担当していない政党議席を伸ばせるかがポイント
連立複数の政党で政権を組むこと過半数に届くかどうかのカギ
議席数当選した人数各党の力関係が分かる
接戦票差が小さい勝負当確が遅れる注目区
出口調査投票後に行うアンケート当確やゼロ打ちの材料
政権交代与党が変わること選挙の最大の結果

比例復活とは?|小選挙区で負けても当選する仕組み

開票中継がおもしろくなる!選挙超初心者入門 エンタメ選挙|超初心者ガイド

この記事では、比例復活について説明しています。

投票の結果、落選したはずの候補者が
あとからなぜか当選してる…なんで?
という疑問に答えます。

初めての方はまずはこちらから読むのがおすすめ
👉選挙をエンタメとして楽しむために
超初心者がまず読むページ

一番正確な選挙サイトは当然こちら
👉なるほど!選挙|総務省

選挙のニュースを見ていると、

「小選挙区では落選」
でも、あとで「比例で復活当選」と表示されることがあります。

これを見て、

「え?負けたのに当選するの?」
「それってアリなの?」

と、不思議に思ったことはありませんか?

このしくみを、比例復活といいます。

比例復活は、少し分かりにくい制度ですが、
日本の選挙では大切な役割があります。

この記事では、

  • 比例復活とは何か
  • なぜ負けても当選するのか
  • どんなしくみで決まるのか

を、選挙のしくみがよく分からない方にも、わかりやすく説明していきます。

筆者
tomato

選挙権のある日本国民。
国の機関でのお勤め歴がある、法律事務所の事務職員です。
とくに強い政治思想や主義主張は持っていません。

「もうちょっと簡単に説明してくれないかな?」と思った事について、自分で発信しちゃいがち。

ここでは、選挙開票をエンタメとして楽しめる程度のゆるい情報を発信しています。

最近の悩みは、行政書士事務所の開業準備が捗らないこと。

tomatoをフォローする

比例復活とは?まずは意味をシンプルに

比例復活とは、

小選挙区では負けたけれど、比例代表で当選することをいいます。

ニュースでは、

  • 「比例復活」
  • 「復活当選」

と呼ばれることが多いです。

「負けたのに当選」とはどういうこと?

選挙では、地域ごとに1人だけ当選する選挙があります。

これを小選挙区といいます。

ここで負けた場合、普通なら落選です。

しかし、衆議院選挙では、

  • 小選挙区の選挙
  • 比例代表の選挙

2つのしくみが同時に行われています。

このため、

小選挙区では負けても、
比例代表の結果によって、当選できることがあります。

これが、比例復活で

なぜ「復活」と呼ばれるの?

一度は落選したあとに、
比例代表の結果で当選するため、

「もう一度当選した」
という意味で、復活当選

と呼ばれています。

次の章では、
比例復活を理解するために大切な、

小選挙区と比例代表の違いを、わかりやすく説明していきます。

小選挙区と比例代表って何?2つのしくみの違い

比例復活を理解するためには、
まず、日本の衆議院選挙が

2つのしくみで行われている

ことを知っておく必要があります。

それが、

  • 小選挙区
  • 比例代表

です。

それぞれの特徴を、順番に見ていきましょう。

小選挙区とは「地域で1人だけ当選」

小選挙区は、地域ごとに分かれて行う選挙です。

たとえば、

  • ○○市・△△区
  • ○○県第1区

といったエリアごとに選挙が行われます。

そして、その中で

一番多くの票を集めた人だけが当選します。

2位や3位の人は、どれだけ票を集めても落選です。

つまり、小選挙区は
勝った人だけが当選する「勝者1人」の選挙です。

👉 詳しくは「小選挙区とは?」の記事へ

比例代表とは「政党の得票で決まる」

比例代表は、小選挙区とは違い、

個人ではなく、政党に投票する選挙です。

有権者は、

  • ○○党
  • △△党

というように、応援したい政党の名前を書きます。

そして、

  • 政党が集めた票の割合
    に応じて、

各政党の当選人数が決まります。

たとえば、

  • A党:多くの票 → 当選者も多い
  • B党:少ない票 → 当選者も少ない

という仕組みです。

👉 詳しくは「比例代表とは?」の記事へ

この2つが同時に行われている

衆議院選挙では、

  • 小選挙区の投票(候補者の名前)
  • 比例代表の投票(政党の名前)

2票を投じます。

このため、

小選挙区では負けても、
比例代表の結果によって当選する可能性が生まれます。

これが、比例復活につながるポイントです。

なぜ「負けたのに当選」が起きるの?

ここまでで、

  • 小選挙区(地域で1人だけ当選)
  • 比例代表(政党の票で当選人数が決まる)

という2つのしくみがあることが分かりました。

では、どうして
小選挙区で負けた人が当選するのでしょうか。

ポイントは、同じ候補者が2つの選挙に同時に出ていることです。

候補者は2つの選挙に同時に出ている

衆議院選挙では、多くの候補者が

  • 小選挙区
  • 比例代表

両方に立候補しています。

これを、重複立候補といいます。

つまり、その候補者には、

  • 小選挙区で当選するチャンス
  • 比例代表で当選するチャンス

2つの可能性があるということです。

小選挙区で負けても、比例で当選することがある

たとえば、ある候補者が小選挙区で2位になり、落選したとします。

しかし、その候補者が所属する政党が、比例代表で多くの票を集めた場合、

その政党には、比例で当選できる人数(議席)が割り当てられます。

その枠の中に入れば、

比例代表として当選となります。

これが、比例復活と呼ばれる仕組みです。

「個人の人気」だけでなく「政党の支持」も関係する

比例復活では、

  • 候補者個人の結果(小選挙区)
  • 政党への支持(比例代表)

の両方が影響します。

そのため、

小選挙区では勝てなくても、
政党への支持が多ければ、当選できる可能性があるのです。

次の章では、
比例復活の当選者は、どういう順番で決まるのかを、わかりやすく説明していきます。

比例復活はどうやって決まるの?当選の順番のしくみ

比例復活は、

「政党の票が多ければ全員当選」

という単純なしくみではありません。

実は、同じ政党の中でも、
当選できる人の順番が決まります。

そのカギになるのが、惜敗率(せきはいりつ)です。

まず、政党ごとに当選できる人数が決まる

比例代表では、

  • 政党が集めた票の数
    に応じて、

当選できる人数(議席)

が決まります。

たとえば、

  • A党:比例で3議席
  • B党:比例で1議席

というように、政党ごとに当選枠が決まります。

その枠の中で、誰が当選するかが問題になります。

順番は「惜敗率」で決まる

惜敗率とは、小選挙区でどれくらい惜しく負けたかを表す数字です。

たとえば、

  • 勝った人:10万票
  • 負けた人:9万5千票

この場合、差が小さいので、
「かなり接戦だった」と評価されます。

つまり、

勝者との差が小さい人ほど、比例復活しやすいというしくみです。

接戦だった人が優先される理由

このしくみには、

  • 地域で多くの支持を集めた人
  • もう少しで当選だった人

を、国会に送りやすくする、という考え方があります。

そのため、比例復活では、惜しく負けた人から順番に当選していく仕組みになっています。


次の章では、
比例復活は不公平ではないの?という、よくある疑問について、わかりやすく説明していきます。

比例復活は不公平ではないの?よくある疑問

比例復活について、

「負けたのに当選するのはおかしいのでは?」
「それって不公平じゃないの?」

と感じる人も少なくありません。

ここでは、この疑問について、考え方を整理してみましょう。

「負けたのに当選」に違和感がある理由

小選挙区では、1位の人だけが当選です。

そのため、

  • 2位だった人
  • 落選した人

があとで当選すると、

「選挙で負けたのに、なぜ?」

と違和感を持つのは自然なことです。

比例代表は「政党への支持」を反映する仕組み

比例復活がある理由は、

個人だけでなく、政党への支持も結果に反映するためです。

たとえば、

ある政党に多くの人が投票しているのに、
小選挙区ではすべて負けてしまった場合、

その政党の意見が国会にまったく反映されなくなってしまいます。

そこで比例代表では、政党が、集めた票の割合に応じて当選者を出す仕組みになっています。

「死票」を減らす目的もある

小選挙区だけの選挙だと、

負けた候補者に入れた票は、すべて結果に反映されません。

これを「死票」といいます。

比例代表があることで、

  • 政党に入れた票が無駄になりにくい
  • 多くの人の意見が反映されやすい

というメリットがあります。

民意を広く反映するための制度

比例復活は、

  • 小選挙区の「勝者が決まる仕組み」
  • 比例代表の「全体の支持を反映する仕組み」

この2つを組み合わせて、

できるだけ多くの民意を国会に反映する

ための制度と考えられています。

例えば候補者がたくさんいて、
票が3:2:2:2:1に分かれるような接戦だった場合。

3割の票を獲得した人が当選しますが
その選挙区の7割の人の意見は死票になってしまいますよね。

そういう小選挙区制のデメリットを補えるのが比例代表制です。

次の章では最後に、
比例復活のポイントをまとめて、全体を整理します。

まとめ|比例復活は「政党への支持も反映するしくみ」

最後に、比例復活のポイントをシンプルに整理します。


比例復活とは?

小選挙区では負けた候補者が、比例代表で当選することです。

一度は落選したあとに当選するため、
「復活当選」と呼ばれています。


なぜ起きるの?

衆議院選挙では、

  • 小選挙区(候補者に投票)
  • 比例代表(政党に投票)

2つの選挙が同時に行われています。

候補者の多くは、この両方に立候補しているため、

小選挙区で負けても、
政党の比例票が多ければ当選できることがあります。

誰が比例復活するの?

比例で当選できる人数は、政党の得票数によって決まります。

その中で、

小選挙区で惜しく負けた人(惜敗率が高い人)から順番に当選していきます。

比例復活の目的は?

比例復活には、

  • 政党への支持を結果に反映する
  • 死票を減らす
  • 多くの人の意見を国会に届ける

という目的があります。

比例復活は、最初は分かりにくい制度ですが、

「個人の勝ち負け」だけでなく、
政党への支持も反映するためのしくみ」

と考えると、理解しやすくなります。

この仕組みを知っておくと、
選挙速報の「比例復活」という表示も、落ち着いて見ることができるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q. 比例復活はどの選挙でもありますか?

いいえ、比例復活があるのは主に衆議院選挙です。

衆議院選挙では、

  • 小選挙区
  • 比例代表

の2つのしくみが同時に行われるため、比例復活が起きます。

一方、参議院選挙や地方選挙では、
比例復活の仕組みは基本的にありません。

Q. 小選挙区で3位や4位でも比例復活できますか?

可能性はありますが、かなり低くなります。

比例復活は、

小選挙区で惜しく負けた人(惜敗率が高い人)

から順番に当選します。

そのため、

  • 2位で接戦だった人 → 復活しやすい
  • 大差で負けた人 → 復活しにくい

という仕組みになっています。

Q. 比例復活しない候補者もいるの?

はい、います。

比例復活するためには、

  • 政党が比例で議席を取ること
  • その中で当選順位に入ること

が必要です。

政党の得票が少なかった場合や、
順位が後ろだった場合は、比例復活できません。

Q. 比例だけで当選する人もいるの?

はい、います。

候補者の中には、

  • 小選挙区には出ず
  • 比例代表だけに立候補する人

もいます。

これを「比例単独」といいます。

この場合は、小選挙区の結果に関係なく、
政党の比例得票によって当選が決まります。

Q. 比例復活は「ゾンビ当選」と呼ばれることがありますが、本当ですか?

そう呼ばれることもあります。

小選挙区で一度落選したあとに当選するため、
そうした言い方をする人もいます。

ただし、比例復活は、

  • 法律で決められた正式な制度
  • 政党への支持を反映するための仕組み

です。

仕組みとしては、特別なことではありません。

Q. 比例復活すると、小選挙区の代表にはならないの?

はい、その通りです。

比例復活した議員は、
比例代表としての議員になります。

小選挙区の代表は、
その地域で1位になった候補者です。

コメント